【クローズアップ楽市】Vol18 紙加工会社が本気でボードゲームを作る!|盤上遊戯製作所マーシャさん
楽市に関わる人々にフォーカスする連載記事
<クローズアップ楽市>
18人目のインタビューは、盤上遊戯製作所のマーシャさんです。
--------
https://livepocket.jp/e/boardgame-rakuichi-5th
↑第5回楽市は、チケット好評発売中!(フロア2倍でサークルも2倍!)
---------
第5回名古屋ボードゲーム楽市のインタビュー連載、今回は「作ること」のプロフェッショナルにご登場いただきます!
名古屋市西区に拠点を構える紙加工のスペシャリスト、盤上遊戯製作所(byモリカワペーパー株式会社)さんです。当イベントのスポンサー様でもあります!ありがとうございます!!
ボードゲームを「遊ぶ」だけでなく「製造する」という視点も持つ彼らが、なぜ自らゲームを作り、どのような想いで楽市に臨むのか。
ボードゲーム工場の魔女「マーシャ」さんに、お話を伺いました!
🏭 盤上遊戯製作所
「紙加工工場が本気で挑む、理想のコンポーネント」
名古屋市西区にある創業70年以上の老舗紙加工工場、モリカワペーパー株式会社。そのボードゲーム製造部門が「盤上遊戯製作所」です。
熟練の職人技と最新鋭のマシンが織りなす「圧倒的な品質のコンポーネント」。 紙を厚くする「貼り合わせ加工」や、高級感を演出する「ロールエンボス加工」、さらには複雑な形状を切り出す「抜き加工」など、モノづくりの粋を集めた制作を行っています。
自社レーベル「A&R GAMES」では、技術を惜しみなく注ぎ込んだ、美しくも悩ましいゲームを次々と発表。名古屋のソウルフードをテーマにした『テバトリ』など、地元愛溢れる作品も魅力の一つです。
🎤 盤上遊戯製作所 × 楽市
── 名古屋は「ちょうど良い」が詰まった街
楽市: マーシャさん、本日はよろしくお願いします!まずは、拠点である「名古屋」の街についての印象からお聞かせください。
マーシャ: よろしくお願いします!私は色々な街に住みましたが、名古屋は本当に住みやすいところですよ。学生、社会人、ファミリー、どの世代にとっても「ちょうど良い」が詰まっています。旅行で立ち寄るのも良いですが、ぜひ数年単位で住んでみてほしいですね。きっと離れがたい場所になりますよ〜!
楽市: まさに「住めば都」ですね。そんな名古屋で開催される「楽市」の印象はいかがですか?
マーシャ: 楽市は、出展者さんと来場者さんの距離がすごく近いなって感じます。テーブルのサイズは他のイベントと変わらないはずなのに、不思議ですよね。運営の皆さんも仲が良くて団結力が素晴らしいなと思います。
楽市: ありがとうございます!運営としても励みになります。
マーシャ: 「名古屋はいいぞ!楽しいぞ!」って伝えたい精神の方が本当に多いので、来場者の皆さんもその空気に気持ちよく乗っかって楽しんでほしいです。遊びに来る人も、出展する人も、全員が楽しめるイベントになっていますから!
── 「うっかり」から始まった、工場のゲーム制作
楽市: もともとは製造の窓口としてスタートされた盤上遊戯製作所さんですが、自らゲームを作るようになったきっかけは?
マーシャ: 2017年に初めてゲームマーケットに出展した時は、加工技術の紹介がメインだったんです。でも、最初はそのつもりがなかったのに……うっかり名古屋風手羽先の唐揚げをテーマにした変則神経衰弱『テバトリ』を作ってしまいまして(笑)。
楽市: 「うっかり」であの作品が生まれたんですね(笑)。
マーシャ: その後は「A&R GAMES」というレーベルを立ち上げ、弊社の得意なエンボス加工や貼り合わせ加工を知っていただくために『ボードゲーム工場〜魔女と弟子たち〜』や『Attract』を作りました。他にも、絵本のような『かばんにいっぱい』や、DJ体験ができる『まわせ!DJ』、脱炭素を学ぶ『CN2050』など、幅広く制作しています。
楽市: どの作品も、思わず手元に置いておきたくなるアートワークと質感ですよね。
マーシャ: はい。コンポーネントの魅力はもちろん、ルールも悩ましくて楽しめる。そんな作品作りを心がけています。
── 最新作『アイドラベル』に込めた社長の情熱
楽市: さて、今回の楽市での「最推し」作品を教えてください!
マーシャ: 最新作の『アイドラベル』です!これ、実は弊社の社長がとあるアイドルオーディション番組にドハマりしたことがきっかけで、ゲムマ2025春の2日目の朝に「制作決定!」となった作品なんです(笑)。
楽市: 朝のひらめきが形に!
マーシャ: 本当は昨秋に出すつもりだったのですが、製造が間に合わず……。でも、地元開催のこの楽市で新作をリリースできるのは、むしろ嬉しいですね!
内容は、大人気3人組アイドルから1人が脱退し、グループ存続をかけて新メンバーオーディションを行う投票ゲームです。
楽市: オーディション番組のヒリヒリした感じが楽しめそうですね。
マーシャ: アイドル好きの方はもちろん、「絶対にハマらない」と思っている方にも、心に推しが宿る瞬間を味わってほしいです!
投票後の意見交換や、感想戦がとにかく盛り上がるんですよ。遊ぶたびにメンバーや特徴が変わるので、何度でも遊んでいただけます。
── 工場から見える、ボドゲ界の「トレンド」
楽市: 製造のご相談を受ける中で、最近の業界の変化を感じることはありますか?
マーシャ: 受注内容から、部材のトレンドを感じることはありますね。「最近、大きいボードの問い合わせが多いな」とか「六角形タイルの注文が増えてるな」「今は真四角の箱サイズが流行ってるのかな?」とか。製造現場ならではの隠れた傾向が見えるのは面白いですね。
楽市: それは面白い視点ですね!まさにボドゲ界の「心臓部」にいるからこそ見える景色。
── 制作イベントでの忘れられないエピソード
楽市: これまでのイベントで、特に印象に残っているお客様とのやりとりはありますか?
マーシャ: 『かばんにいっぱい』の試遊をしていた時のことですね。通りかかった男女グループの女性が「かわいい〜!」と興味を持ってくれて、隣の男性は「仕方ないなぁ、付き合うか……」という感じだったんです。
楽市: よくある風景ですね(笑)。
マーシャ: でも、プレイが始まったら男性の方が本気で集中されて。
最後には「かわいい!」と写真を撮っている女性の横で、男性が真剣な顔で「これ買います」と言ってくださったんです。見た目の可愛さとルールの悩ましさ、両方が伝わった瞬間で、本当に嬉しかったですね。
── クリエイターへの感謝、そして来場者へ
楽市: 同人アナログゲームの魅力は、どんなところにあると思われますか?
マーシャ: 自分の「好き」を形にして世に出している、そのこと自体がもう尊いですよね。即売会で製作者さんの「好き」と自分の「好き」が合致するなんて、素敵な出会いとしか言いようがありません。
楽市: 最後に、楽市をより楽しむためのアドバイスをお願いします!
マーシャ: 事前にHPを隅々までチェックして、気になるサークルさんをいくつか作っておくのがおすすめです。でも、当日見かけて「いいな!」と思った直感も大切にしてほしいですね。
楽市: 直感で出会う「好き」も大事ですね。
マーシャ: これからも「理想のボードゲームを作りたい!」という方の想いに、工場の技術で応えていきたいです。新作も作り続けますので、ぜひ応援よろしくお願いします!
【楽市より】 確かな技術と、遊び心。盤上遊戯製作所さんのブースを訪れる際は、ぜひそのコンポーネントを「指先」で感じてみてください。情熱が生んだ『アイドラベル』の物語が、あなたを待っています!
新作の製造秘話や最新情報は、盤上遊戯製作所 公式X(※マーシャさんの発信も必見です!)でチェックしてみてくださいね。

