【クローズアップ楽市】Vol20 「自分の名前がクレジットに刻まれる達成感」――MARU. Game Designさんがゼロから生み出す創作の原動力。

2026年3月20日 (金)
【クローズアップ楽市】Vol20 「自分の名前がクレジットに刻まれる達成感」――MARU. Game Designさんがゼロから生み出す創作の原動力。

楽市に関わる人々にフォーカスする連載記事

<クローズアップ楽市>

20人目のインタビューは、 MARU. Game Designさんです。

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https://livepocket.jp/e/boardgame-rakuichi-5th
↑第5回楽市は、チケット好評発売中!(フロア2倍でサークルも2倍!)

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第5回名古屋ボードゲーム楽市の出展者インタビュー。今回は、洗練されたグラフィックと遊び応えのあるメカニクスでファンを魅了し続ける「MARU. Game Design」さんにお話を伺いました。

プロのデザイナーとしての顔を持ちながら、なぜ「自分の名前が刻まれる」ボードゲーム制作に情熱を注ぐのか。その創作の原点と、注目の新作についてじっくり語っていただきました!

📸 MARU. Game Design

「ゼロから生み出す喜びを、一生残るクレジットに込めて」

MARU. Game Designは、10作品以上の多彩なゲームを手掛けてきた実力派サークルです。 その実力は折り紙付きで、代表作の一つである数字パズルゲーム『数律(すうりつ)』は、老舗・グループSNEから商品化されるという快挙を成し遂げました。

近年では、ハムスターが主役の本格デッキ構築ゲーム『ハムファーム』や、空飛ぶ船で空を駆けるエンジンビルド『グロウスカイ』など、テーマ性の強い作品でも評価を得ています。プレイヤーをワクワクさせる美しいビジュアルと、確かなゲームバランスが特徴です。

🎤 インタビュー:MARU. Game Design × 楽市

── 名古屋は「都会」であり、最高の「アクセス拠点」

楽市: 本日はよろしくお願いします!まずは名古屋という街への印象を教えてください。

MARU. Game Design: よろしくお願いします。実は私、愛知県には6年ほど住んでいたことがあるんです。名古屋駅周辺は、東京と比べても遜色のない大都会で、初めて行った時は衝撃を受けた思い出がありますね。関東からも関西からもアクセスが良くて、本当に便利で住みやすい街だという印象が強いです。

楽市: おお、元住人さんだったのですね!前回の「楽市」にも出展いただきましたが、いかがでしたか?

MARU.: 運営の方も来場者の方もすごく活気があって、とても充実した楽しいイベントでした!1日開催の小規模なイベントでありながら、名古屋のアクセスの良さもあってか、とにかく熱量が高い。前回参加してネガティブなイメージが一切なかったので、すぐに「次回も参加したい!」と思いました。

── 創作のきっかけは「消去法」から!?

楽市: ボードゲームと出会い、そして「作る側」に回ったきっかけを教えてください。

MARU.: 中学生の頃にチェスやモノポリーにハマったのが最初です。作るきっかけは少し特殊で、地元のデザイナーの友人から「合同で個展をやらないか」と誘われたことなんです。

楽市: 個展、ですか!最初はボードゲームではなかったんですか?

MARU.: はい。「やります!」と返事をした後で何を展示するか考え始めて(笑)。絵画、イラスト、インテリア……色々な選択肢を検討して、最終的に「自分が一番好きで、こだわりを持って創作できるものは何か?」と突き詰めた結果、ボードゲームに行き着きました。ゲームマーケットの存在を知ったのは、その後なんです。

── 衝撃を受けた一作と、忘れられない「最初の一個」

楽市: 制作にまで至る熱意の源流には、どんなゲームがあったのでしょうか。

MARU.: **『カルカソンヌ』**です。それまではモノポリーくらいしか知らなかったので、カルカソンヌに出会って「ボードゲームってこんなに面白いのか!」と衝撃を受けました。あとは『ブロックス』も同様に衝撃的でしたね。

楽市: そんなMARU.さんが、出展者として「これは!」と思った瞬間はありますか?

MARU.: 初めて出展したゲームマーケット2022春ですね。当時は実績も認知度もなくて「1つも売れなかったらどうしよう」と不安でいっぱいでした。でも、開場して数分後に一人の男性がブースに来て「『ドレスライフ』1つください」と言ってくださったんです。

楽市: いいですね!

MARU.: あの時の嬉しさと驚きが入り混じった感覚は、一生忘れられません。苦労して作ったことが報われた気がしましたし、「もっと作りたい」という気持ちに火がついた最高の瞬間でした。

── 「一生、自分の名前がクレジットに刻まれる」魅力

楽市: 創作活動の中で、一番の楽しさはどこにありますか?

MARU.: 世の中にないものをゼロから生み出し、それが誰かを楽しませるという体験そのものが原動力です。制作初期は、自分で遊んでみて「つまらない」と思うことの連続でしんどい時もありますが、改良を重ねてどんどん面白くなっていく過程がそれ以上に楽しいんです。

楽市: 企業ではなく、「個人」で出すことへのこだわりはありますか?

MARU.: 私は会社勤めのデザイナーでもありましたが、企業にいるとなかなか一人で製品を生み出す経験はできませんし、名前が残ることもありません。でも、個人で作ったボードゲームには、一生自分の名前がクレジットに刻まれます。 その達成感は、同人制作ならではの大きな魅力だと思います。

── 世界が注目する日本産ボードゲーム

楽市: 最近のボドゲ界隈の傾向について、どう感じておられますか?

MARU.: 市場が拡大して、すごく良い方向に向かっていると思います。ドイツのエッセンシュピールにも2回視察に行きましたが、海外の規模感はやはり圧倒的です。でも、世界から日本のゲームが注目されるようにもなっているので、日本発のゲームがもっと世界中に広がることを期待しています!

── 今回の目玉は「ハムスター」と「完全新作」!

楽市: 今回の楽市、ブースの「最推し」を教えてください!

MARU.: 昨年末に発売した『ハムファーム』の第3拡張ももちろんですが、一番の目玉は、現在Kickstarterに向けて準備中の新作**『ハムスタリウム』**の情報です!

楽市: クラウドファンディングの新作ですね!

MARU.: はい。2026年春に実施予定の完全新作なのですが、楽市のブースでもモック(試作機)を展示します。ハムスターたちの可愛らしくも本格的な世界観を、ぜひ見に来てください!

── 最後に:楽市を楽しむアドバイス

楽市: 最後に、来場される方へメッセージをお願いします!

MARU.: とにかく全部のブースを回ってみてください!気になったものがあれば、積極的に制作者へ話しかけてみてください。製作者はみんな優しいです!(笑) 荷物が増えるので、大きめのトートバッグやキャリーケースを持ってくると安心ですよ。

楽市: 素敵なアドバイスをありがとうございます。MARU.さんの新作、楽しみにしています!

【楽市より】 「自分にしか作れないもの」を追求し、その名を作著として刻み続けるMARU. Game Designさん。新作『ハムスタリウム』のモックが見られるのは、ファンにとっても貴重な機会です。ぜひ、プロのデザイナーが手掛ける「こだわり抜かれた一作」をブースで体験してください!

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