【クローズアップ楽市】Vol13 卒アルの夢を叶えた「インヴィクタス」ヘムズ 内藤壮哉さん

2026年2月13日 (金)
【クローズアップ楽市】Vol13 卒アルの夢を叶えた「インヴィクタス」ヘムズ 内藤壮哉さん

楽市に関わる人々にフォーカスする連載記事

<クローズアップ楽市>

13人目のインタビューは、内藤壮哉さんです。

「マジックメイズ」など数々の海外ヒット作を日本に広め、現在は自社開発の対戦ゲームに情熱を注ぐヘムズユニバーサルゲームズ株式会社

今回は、代表の内藤壮哉さんにインタビュー。会社員という枠を超え、小学生の頃の夢を現実にした内藤さんの、熱くも誠実なゲーム制作への想いに迫ります!

ヘムズユニバーサルゲームズ株式会社とは?

かつては『マジックメイズ』(ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート)や『バオバブ』、『スシゴーパーティー』といった、世界的な人気タイトルの日本語版を手がけてきた実力派パブリッシャーです。

2019年からは、オリジナルタイトル『インヴィクタス(INVICTUS)』の制作・販売に注力。「TCG×将棋」という独創的なコンセプトを掲げ、2019年秋のゲームマーケットでは莫大な費用を投じて巨大ブースを設営。その本気度は、アナログゲーム界でも大きな話題となりました。

【公式リンク】

■ 名古屋は「自分だけの名所」が見つかる街

楽市(聞き手): 内藤さん、よろしくお願いします!まずは名古屋の街、そして今回初参加となる「名古屋ボードゲーム楽市」への印象を教えてください。

内藤壮哉氏(以下、敬称略): よろしくお願いします!名古屋は日本の中央にあって、まだ見つかっていない観光スポットやグルメが本当にたくさんある街ですよね。特に春は、知られざる桜の名所も多いんです。自分だけのおすすめスポットを見つける楽しみがある街だな、と感じています。

楽市: 「楽市」への意気込みはいかがでしょうか。

内藤: 実は、今回が初めての参加なんです。精一杯頑張って、イベントを盛り上げたいと思います!

■ 巨大ブースで挑んだ、自作ゲームへの転換点

楽市: ヘムズユニバーサルゲームズさんといえば、かつては『マジックメイズ』などの日本語版で有名でした。

内藤: はい。以前は海外ゲームが中心でしたね。特に『マジックメイズ』はドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたこともあり、人気がすごかったです。ただ、2019年頃からは自作ゲーム『インヴィクタス』一本に絞って活動しています。

楽市: 1からのスタート、勇気がいりますよね。

内藤: そうですね。でも徐々にブースを大きくしていって、2019年秋のゲームマーケットではプロモーションのために巨大なブースを設営して挑みました。費用はかなり高くつきましたが(笑)、多くの方に遊んでいただけて本当に嬉しかったです。

■ 今回の最推し:戦国×TCG×将棋!

楽市: 今回、ブースで最も見てほしい作品を教えてください。

内藤: 『インヴィクタス』第2弾の戦国バージョンです!

楽市: どのようなゲームなのでしょうか?

内藤: 「TCGと将棋の良いとこ取り」をしたゲームです。現在は第3弾まで発売していて、それぞれ単体でも、混ぜて遊ぶこともできます。TCG好きの方、そして将棋好きの方にはぜひ一度手に取っていただきたいです。

■ 卒業アルバムに書かれていた「夢」の再会

楽市: 内藤さんがボードゲーム制作を志したきっかけは何だったのでしょう。

内藤: 20代の頃、会社という組織に上手く馴染めなくて悩んでいた時期があったんです。その時、ふと小学校の卒業アルバムを見返したら、**「将来、ゲームを作る人になりたい」**と書いてあった。それがきっかけでアナログゲームを調べ始め、今に至ります。

楽市: 過去の自分からのメッセージが、今の道を作ったんですね……!

■ ルーマニアの傑作「シックスメイキング」との衝撃的な出会い

楽市: 内藤さんが今までで最も衝撃を受けた一作を教えてください。

内藤: ルーマニアのゲーム**『シックスメイキング』**です。無駄が一切なく、シンプルでいて奥が深い、最高のゲームです。

楽市: 出会いはどこで?

内藤: ドイツのエッセンシュピールでした。ブースの前を通り過ぎようとしたら「ルールだけでも聞いていかないかい?」と声をかけられて。見た目がシンプルだったので最初は期待していなかったのですが、説明を聞いている途中で「すごいゲームに出会ってしまった。いくらだとしても買わせてくれ!」と言っていました。

楽市: その経験が、今の内藤さんのスタンスに繋がっているのでしょうか。

内藤: はい。それ以来、見た目で判断せず、ルールをしっかり聞くことを大切にしています。

■ 市場が広がった今だからこそ、丁寧に伝えたい

楽市: この10年で、ボードゲームを取り巻く環境も大きく変わりました。

内藤: 家電量販店や雑貨店にも置かれるようになり、イベントの来場者も3万人を超えるようになりました。知らなかった人が手にする機会は格段に増えています。だからこそ、調子に乗るのではなく、これまでよりも丁寧に良さを伝える必要があると考えています。

楽市: 具体的に心がけていることはありますか?

内藤: UNOや人生ゲームしか知らない方にも魅力が伝わるような説明を心がけ、直接会って説明できる体験会などのイベントを増やしていきたいと思っています。

■ 「作品は応えてくれる」孤独の先にある喜び

楽市: 創作活動における「楽しさ」とは?

内藤: 創作は一人で孤独に行うことが多いですが、向き合えば向き合うほど、作品が応えてくれる。作品と共に高みに登っていくイメージを持てば、無限に頑張れます。そして何より、プレイヤーの方に遊んでいただけた瞬間、すべての頑張りが報われますね。

■ 初心者へのメッセージ:見た目で判断しないで!

楽市: 最後に、イベントに来る方へのアドバイスをお願いします!

内藤: デザイナー本人と直接話せるのが即売会の醍醐味です。おすすめのゲームや、制作の理由など、ぜひ色々聞いてみてください。そして何より、見た目で判断せず、ぜひ一度ルール説明を聞いてみてください。 きっとあなたも素敵なゲームに出会えるはずです!

楽市: ありがとうございました!今後の活動予定は?

内藤: ゲームマーケット2026春や、各地の体験会に出展予定です。皆さんと対戦できるのを楽しみにしています!

楽市より一言: 海外ゲームの酸いも甘いも知り尽くした内藤さんが、人生をかけて挑む『インヴィクタス』。ぜひブースで、内藤さんの情熱と共に体験してみてください!

https://livepocket.jp/e/boardgame-rakuichi-5th
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