【クローズアップ楽市】Vol12 元保育士が本気で“遊び”を追求した結果|ぶれけけゲームズ URiOさん

2026年2月11日 (水)
【クローズアップ楽市】Vol12 元保育士が本気で“遊び”を追求した結果|ぶれけけゲームズ URiOさん

楽市に関わる人々にフォーカスする連載記事

<クローズアップ楽市>

12人目のインタビューは、ブレケケゲームズのURiOさんさんです。

https://livepocket.jp/e/boardgame-rakuichi-5th
↑第5回楽市は、チケット好評発売中!(フロア2倍でサークルも2倍!)

地元名古屋のボードゲームシーンを、温かな眼差しと確かな制作技術で支え続けるサークル「ぶれけけゲームズ」。

元保育士という経歴を持つ代表のURiOさんは、単にゲームを作るだけでなく、児童館での体験会や職員研修を通じて「ボードゲーム文化そのもの」を根付かせようと精力的に活動されています。今回は、楽市への想いや、制作の原点にある忘れられないエピソードを伺いました!

ぶれけけゲームズ

代表作の『ぷりんあらどーも』は、第2回名古屋ボードゲーム楽市の「フレッシュドラゴン大賞」で準大賞を受賞。その後、セルフリメイクした『カエルタワー』がサニーバード様より商業出版されるなど、そのクオリティは折り紙付きです。

【ぶれけけゲームズ 関連リンク】

■ 地元・楽市の居心地の良さ

楽市(広報): URiOさん、よろしくお願いします!地元名古屋での開催となる「楽市」ですが、URiOさんにとってはどのような存在ですか?

URiO: よろしくお願いします。地元開催ということもあって、いつもアットホームな雰囲気で居心地が良いですね。当日のスタッフに知った顔が見られることもあって安心します。規模は徐々に大きくなっていますが、運営の皆さんの「手作業で生まれるイベント」という感じがとても好きです。

■ 保育現場から生まれた「ファミリー向け」への情熱

楽市: ぶれけけゲームズさんの作品は、どれも「家族で遊ぶ楽しさ」が詰まっていますよね。制作のきっかけはどこにあったのでしょう?

URiO: もともと保育士として働いていた頃にボードゲームに出会ったんです。子どもたちにとっての「遊びの魅力」を肌で感じ、それ以来、ファミリー層に広まるような活動を続けています。ゲーム制作以外にも、児童館への出張体験会や、職員さん・放課後児童クラブ支援員さんの研修なども担当しているんですよ。

楽市: まさに文化の伝道師ですね!これまで多くの作品を出展されていますが、特に思い出深い作品はありますか?

URiO: やっぱり楽市と言えば『ぷりんあらどーも』でしょうか。フレドラ大賞創設時に準大賞をいただいた作品です。これを『カエルタワー』としてセルフリメイクした結果、商業出版していただき、今では本当にたくさんの方に遊んでもらえています。他にも、子どもたちに人気の『カエルキャッチ』や『デンジャラスイーツ』なども大切な作品です。

■ 威信をかけた最新作「フリップンゲット」シリーズ!

楽市: さて、今回の楽市での「最推し」を教えてください!

URiO: 春の最新作『みつけて!ゴロニャンず』&『みつけて!バウワンず』です!これは楽市初出しになります。

これまでファミリーゲームを作り続けてきた「ぶれけけゲームズ」が威信をかけた作品で、新しく「フリップンゲット」シリーズとして走り始めます。わちゃわちゃ遊べるリアルタイムカードめくりゲームなので、ぜひ体験してほしいです!

■ 「手を離す葛藤」が教えてくれた遊びの本質

楽市: URiOさんが今まで出会った中で、最も衝撃を受けたゲームは何ですか?

URiO: いまは絶版になってしまったのですが、『モンテローラー』というすごろくゲームです。ボードが坂になっていて、駒の代わりにビー玉を使うんですよ。

楽市: ビー玉!それは面白そうです。

URiO: マスによっては、手を離したビー玉が止まれずコロコロと転がって戻ってしまうんです。

「手を離したら戻ってしまう」という事実を知った子どもが、なんとも言えない葛藤した表情で手を離す姿を見た時、ボードゲームの遊びとしての魅力を強く感じました。

「これが自分の勧めたい世界だ」と確信した瞬間で、今でも鮮明に覚えています。

■ お小遣いで買った、初めてのボードゲーム

楽市: イベントでの忘れられないエピソードがあれば教えてください。

URiO: 2025年秋のゲームマーケットでのことです。一人の女の子がブースの前で立ち止まって、勇気を振り絞った声で「カエルタワー作った人ですか?」「デンジャラスイーツどんなゲームですか?」と聞いてくれたんです。

楽市: 可愛いお客様ですね。

URiO: その後、すごく迷いながら数分間ブースの前にいて……最後に購入してくれました。あとで分かったのですが、彼女にとって初めて一人で歩いた会場で、貯めたお小遣いで買った初めてのボードゲームだったそうです。ひとつ売れることが、こんなにも嬉しいことなんだと心から感動しました。

■ 日本に「食後のゲーム」という文化を根付かせたい

楽市: 最近のボドゲ界隈の盛り上がりについては、どう感じていらっしゃいますか?

URiO: 「流行」と言われている間は、歩みを止めてはいけないと思っています。夕食後に家族でゲームを囲み、その日あったことを話したり、子どもの成長に気づいたりする。そんな光景が当たり前の「文化」として日本に根付いてほしい、というのが僕の願いです。

楽市: 同人ゲームならではの良さについてはどう思われますか?

URiO: 自分がやりたいことを好きに表現できる世界ですから、仕上がりには幅がありますが、その分、多様な視点で作られた面白さがありますよね。なんでも出せるからこその幅の広さや、チャレンジングな作品が世に出てくる可能性こそが、同人ボドゲの魅力だと思います。

■ 初参加の方へ:大きめの袋を持ってきてください!

楽市: 楽市に初めて来る方へ、楽しみ方のアドバイスをお願いします!

URiO: ひとまず、大きめの袋を持って行きましょう!! 制作者たちが嬉々として自分の作った作品を説明してくれるので、どれも魅力的に感じて買いすぎちゃいます(笑)。僕自身、初めてゲムマに参加した時にあまりに楽しくて、その勢いで次のイベントに出展を決めたくらいですから。

楽市: 交流の秘訣はありますか?

URiO: 遠慮せずに、ガンガン出展者に質問してください。「話を聞いたら買わなきゃいけない」なんて感じる必要はありません。制作者の多くは、ただのボードゲーム好きです。ボドゲの話ができるだけで楽しいので、買ってもらえなくても全然問題ありませんよ!……あ、もちろん「楽しそう!買います!」と言ってもらえたら最高に嬉しいですけどね(笑)。

■ 今後の活動予定

楽市: 最後に、今後の予定を教えてください!

URiO: ボードゲームガレージ(東京)、ボードゲームコレクション(仙台)、そしてゲームマーケット2026春(当落待ち)など、各地に出展予定です。「ボードゲームの魅力を広めたい」という想いが原動力なので、ブログでも他の制作者さんの面白いゲームをどんどん紹介しています。作品選びの参考に、ぜひ遊びに来てください!

楽市より一言: 元保育士のURiOさんならではの「優しさと遊び心」が詰まったぶれけけゲームズ。 『カエルタワー』で実績を積んだ実力派が贈る、最新作『みつけて!ゴロニャンず』は必見です!!