【クローズアップ楽市】Vol21初制作!初出展!まみむめもりースライサーさんの挑戦!
楽市に関わる人々にフォーカスする連載記事
<クローズアップ楽市>
21人目のインタビューは、 まみむめもりーのスライサーさんです。
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https://livepocket.jp/e/boardgame-rakuichi-5th
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「“シンプルなのに、悩ましい” 記憶に残る体験をデザインする」
まみむめもリーは、今回が初制作・初出展となるフレッシュなサークルです。 しかし、その実力はすでに折り紙付き。個人制作ボードゲーム界の重鎮・みさき工房が主催する「みさき工房杯」にて、並み居る候補の中から最優秀賞を受賞。その後、名古屋テストプレイ会でのブラッシュアップを経て、満を持しての楽市参戦となります。
「シンプルなのに、悩ましい」を根底に据えつつ、遊び終えたあとに「この盤面を作り上げた!」という満足感が残る、記憶に残るゲーム体験を目指して活動されています。
- 公式X (Twitter): @mmmmemory4
まみむめもリー × 楽市
── 名古屋は「ポテンシャルの塊」
楽市: スライサーさん、本日はよろしくお願いします!まずは、スライサーさんが思う「名古屋」の印象から教えていただけますか?
スライサー: よろしくお願いします!一言で言えば名古屋は「ポテンシャルの塊」のような街だと思っています。学生時代まで過ごした街なので住み心地の良さは知っていましたが、今はクリエイター視点でもその熱量に注目しています。
楽市: クリエイター視点での魅力とは?
スライサー: 関東・関西に比べればイベント数はまだ少ないかもしれませんが、その分、新しいものが生まれる余地が大きいんです。特に「名古屋テストプレイ会」のように作り手を支える土壌が整っているのは素晴らしいですね。名古屋発の面白いゲームがどんどん増えていく予感がしています!
楽市: 今回の「楽市」についても、かなり期待してくださっているとか。
スライサー: 「今、ボドゲ界で最も勢いがあり、急成長しているイベント」という印象です。今回は参加希望サークルが大幅に増えたとうかがっていたので、当選通知が届くまではずっとヒヤヒヤしていました(笑)。この勢いに負けないよう、全力で盛り上げたいです!
── 最優秀賞を提げて「新幹線に飛び乗った」あの日
楽市: 今回が初制作・初出展ということですが、ここまでの道のりがドラマチックですよね。
スライサー: そうなんです。最初は何もかも手探りでしたが、みさき工房さん主催の「みさき工房杯」に応募したのが大きな転換点でした。客観的な評価をいただければ……くらいの気持ちだったのですが、まさかの最優秀賞をいただきまして。
楽市: それはすごい!
スライサー: その受賞を機に、すぐに新幹線に飛び乗って「名古屋テストプレイ会」にも参加しました。そこで目の肥えた参加者の皆様から鋭くも温かいアドバイスをいただき、作品を徹底的にブラッシュアップすることができました。自信を持って「【試3】ブース」で試遊をお届けできる仕上がりになっています!
── 最推し:霧を晴らし、想いを届ける『霧の郵便屋』
楽市: そんな自信作、今回の最推し作品について詳しく教えてください。
スライサー: 『霧の郵便屋』です!霧立ち込める世界を魔法で晴らしながら、村人に郵便物を届ける「路線/ネットワーク構築系」の中量級ゲームです。
楽市: どんなプレイヤーに手にとってほしいですか?
スライサー: ターゲットはズバリ「重ゲーへの第一歩を踏み出したい方」です。魔法で道を切り拓くワクワク感はそのままに、迷わず遊べるシンプルな基本ルールにこだわりました。
楽市: 中量級ですが、初心者でも安心というわけですね。
スライサー: はい。ただ、それだけではなく同梱の「拡張ルール」を加えれば、熟練プレイヤーも唸る戦略ゲームへと姿を変えます。初心者から玄人まで、霧が晴れるような爽快なプレイ感をぜひ体験してほしいです!
── 原点は『海底探検』のジレンマ、理想は『テラフォ』の開拓
楽市: そもそも、ボドゲにハマったきっかけは何だったのでしょう。
スライサー: 友人が持っていた『海底探検』(オインクゲームズ)でした。あの小さな箱に凝縮された「今引き返すべきか、欲張るべきか」という強烈なジレンマに頭を悩まされたのを鮮明に覚えています。あの感動を、今度は自分の作品で誰かに届けたいと思ったのが原点です。
楽市: 今、スライサーさんが「最高の一作」を挙げるとすれば?
スライサー: 王道ですが、やはり『テラフォーミング・マーズ』ですね!配られた手札を見ながら「今回はこのプロジェクトを軸に勝ちにいこう」と妄想を膨らませる瞬間が何より楽しい。気づいたら3Dビックボックスから拡張まで全部そろっていました(笑)。いつか自分も、これほど没頭できる重ゲーを作ってみたいです。
── 「釣りはいらないぜ!」という衝撃の体験
楽市: 即売会イベントで、心に残っているエピソードはありますか?
スライサー: 「みさき工房杯」の副賞で、みさき工房さんのブースで売り子体験をさせていただいた時のことです。ファンの方の熱量がすごくて、中には本当に「釣りはいらないぜ!」と颯爽と去っていくお客様がいらしたんです。
楽市: それはかっこいい……!
スライサー: ボードゲームがこれほどまでに愛されているのかと衝撃を受けました。いつか自分たちも、お客様にそこまで思っていただけるような魅力ある作品とファンを作っていきたいと強く思いました。
── 「体験」と「推測」が重要になる今のボドゲ界
楽市: 最近のボドゲ界のトレンドについて、何か感じていることはありますか?
スライサー: 最近は「勝敗」だけでなく、「そこでの体験」が重視されるようになっていると感じます。相手の資源を奪うような強い干渉は減り、負けても「自分の盤面をここまで作り上げた」という満足感が残る作品が増えましたよね。
楽市: 確かに、箱庭系や平和的な達成感のあるゲームが人気ですね。
スライサー: そういった要請から、非公開情報の「推測」が重要になるゲームも増えています。私たちも、遊び終えたあとに「遊んでよかった」と記憶に残る体験をデザインしていきたいですね。
楽市: 国産ゲームについてはどう見ていますか?
スライサー: 日本の「小箱で濃密な体験」は世界に誇れる文化です!重ゲーに関してはまだ海外に一歩譲る部分もありますが、だからこそ可能性がある。「国産ゲームが世界のスタンダードになる」未来の一助になれるよう努力していきます。
── 同人だからこそできる「わがままな形」
楽市: 同人制作の魅力、そして苦労を教えてください。
スライサー: 魅力は「作りたいモノを、思うがままに形にできること」。これに尽きます!
一方で、辛いのは「独りよがりになっていないか?」という不安と常に戦わなければならない点です。「身内だけで盛り上がっていないか」という自問自答は、創作活動ならではの苦しみですね。
楽市: プレッシャーもありますか?
スライサー: 現実的な問題として「売れないと大赤字だな……」というプレッシャーとも日々戦っています(笑)。でも、それらすべての不安を抱えてでも、「これを遊んでほしい!」という衝動が、私たちが創作をする一番の理由なんです。
── 最後に:楽市を楽しむ秘訣
楽市: 最後に、楽市を訪れる方、特に初めての方へメッセージをお願いします!
スライサー: 即売会は、街の電気屋さんやアパレルショップへ行くのと同じ感覚で楽しめる場所です。会場には、そのゲームを世界で一番よく知る「作り手」たちがいます。ルールが分からなくても、まずはウィンドウショッピングのような気持ちで眺めてみてください!
楽市: 事前準備についてはどうでしょう?
スライサー: 公式サイトで「サークルサーフィン」をするだけでもワクワクしますよ。当日「あ、面白そう!」と直感で感じたブースに飛び込んで、ぜひ試遊してみてください。ルールを教わりながら体験することで、一生モノの作品に出会えるかもしれません!
楽市: 今後の活動予定も教えてください。
スライサー: 4月5日の「ボドゲガレージ2026春(八王子)」、そして5月23日・24日の「ゲームマーケット2026春(幕張)」に参加予定です。ぜひ遊びに来てください!
【楽市より】 最優秀賞の看板を背負いつつも、謙虚に「楽しさ」と向き合い続けるスライサーさん。 中量級へのステップアップを考えている方はもちろん、戦略的なゲームを求めるベテラン勢も、ぜひ【試3】ブースで霧を晴らす快感を体験してみてください!
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