RAKUICHI FRESH DRAGON GAME AWARD 2025

4th Nagoya BoardGame Rakuichi

楽市フレッシュドラゴン大賞2025 審査結果公表
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楽市フレッシュドラゴン大賞2025 審査結果公表

Sat, March 22 2025

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楽市フレッシュドラゴン大賞2025 審査結果公表

楽市フレッシュドラゴン大賞は、今回で3回目!

今回の楽市で「はじめてイベントデビューする」作品をいち早くチェックして、
イカしたアイテムに賞を贈っちゃうゴキゲンな賞です!

二次審査エントリー作品は以下の14点!!

3回目を迎えた楽市フレッシュドラゴン大賞2025。

今年はまさに、大きな飛躍と変革の年となりました!

 

まず、歴史を振り返りましょう。

2023年の大賞受賞作品「zigen jagen!」が「TANBO」として海外でリメイク出版されることが発表されました!

続いて、2024年の大賞受賞作品「モンスターヘクス」も海外出版が決定!

さらに、2023年の準大賞作品「ぷりんあらどーも!」が「カエルタワー」としてセルフリメイクされ、今夏、国内メーカーのサニーバードより出版される予定です。

フレドラに参加した作品たちが、ボードゲーム業界に新たな風を吹き込む出来事ではないでしょうか!

 

さらに特筆すべきは、オリジナルカードスタンドなどユニークなボードゲーム関連アイテムを発表した2023年特別賞受賞の@Dokkoi JPの活躍です!

国内外で精力的に展開を続け、ボードゲームの枠を超えた影響力を発揮しています。他の受賞者の方々も、この大賞をきっかけに一気に注目を集め、大きく飛躍しています。

この流れに乗り、今回のコンテストも新たな展開を見せました。

 

2025年の第3回では、なんと前回を上回る応募作品が集結!

その中から14作品が厳選されて二次審査へ進出しました。過去2回では、1~2作品が突出して評価されることが多かったですが……!

今回はどの作品も完成度が高く、個性がきらめき、審査員一同驚かされました。 ボードゲーム界全体の底上げを感じるほどのラインナップに、コンテストの成長を強く実感しました。

審査基準である「完成度の高さだけでなく、独自のアイディアや将来性を重視」が奏功したのか、今年も自由で斬新な作品が多く集まりました!

二次審査に進出したゲームを簡単に紹介致します。


まず、「KAKOMIST」「ター」「死神ダウト」の3つの2人用ゲーム。どれも異なるアイディアとコンポーネントを持ち、ユニークな体験を約束してくれる作品ばかりです。

そして、「Strategy Dungeon」(紙ペン×ダンジョン探索)と「今日、僕が船を出さない理由」(漁業×環境保護)の2つのダイスゲーム。どちらもゲームとしての楽しさだけでなく、作品の世界観を堪能できる作りになっています。

トリックテイキングでは「トリックアンドトリートテイキング」、
アクションゲームでは「ウオキャッチャー」が残り、それぞれのジャンルで唯一無二のアイディアが光りました。 

さらに中量級ゲームからは、「BACON and EGGS」と「タイルテール」の2作品が登場。この大賞では軽量級だけでなく中量級の作品もしっかり評価される点が特徴的です! 

「マッチ売りの大富豪」や「ロボットファクトリー」は、大富豪ゲームや心理戦ゲームという人気ジャンルながらも、未体験のアイディアで新たな刺激を提供してくれました。 

「ヨームギルド」は、ボードゲームの未来を切り開く可能性を感じる一作です。本が好きな子供の頃に出会っていたら、人生の宝物になっていたかもしれません!? 

そして、最終兵器「ホースマジュール」のインパクト! レースゲームの新機軸を堪能させていただいたと思います。

「スゴいスリーブ」は、技術の粋、そしてスリーブ1つにもこだわるボードゲーマーの魂が乗り移っていました。

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それでは、お待ちかね。
ハイレベルな新作たちの中で、栄えある大賞に輝いたのは……!!

………大賞は、こちらの作品になりました!

審査員の意見がほぼ一致し、大賞はごみ国際様による中量級の新作となりました!
おめでとうございます!

WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JFE9RQ64KRFQRB7XNQ6SHFC6/01JJXT8K5XRV3A8ZJ9NQ5ZAFDG

さて、

………準大賞は、方向性の違う2作品を選出致しました。

まずは……

WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JEXTSH7801WZHFDVZ6KRN95N/01JN4E69SJ72M2J889B4MGA06M

もう1作・・・・・・

WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JEXRJCKAE7D591914GBG4THZ/01JJS85V6Q1GGNKB4P6K4ZTZDE

マッチ売りの大富豪(HEY!)と、ホースマジュール(十月十日+十人十色)を
選出させていただきました!

いずれも軽量級ですが、ルールの完成度や新鮮味のあるプレイ感が審査員に好評を博しました。

おめでとうございます!

・・・そして、楽市から『未来に向けて』という意味でもう1作、
特別賞を設けさせていただきました。

WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JEXT8D3X5BBGABXGQKHNV76H/01JEYTFNKGATXK5WWNBJ397V6T

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 以上の4作品が、楽市フレッシュドラゴン大賞の受賞作となります。

惜しくも受賞とはなりませんでしたが、
全作品ハイレベルでどの作品もその手のゲームが好きな人には確実にぶっ刺さるものばかりです!!

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一人でも大勢でも楽しめる、RPG要素たっぷりの良作!!

『Strategy Dungeon』 (Ryusei Games)

冒険者たちがパーティーを組んでダンジョン探索を楽しめる、紙ペンとダイスを使った手軽なゲームです。一見キャラクターの個性が強すぎるように感じますが、それぞれの個性がゲームを楽しむために重要な役割を果たしています。プレイするたびに異なる展開を楽しめるため、キャラクター同士の組み合わせやダンジョン内の選択肢によって、同じ展開になることは少ないでしょう。ボードゲーマーだけでなく、TRPGプレイヤーにも親しみやすい作品です。

WEBカタログでチェックしよう!
https://boardgame-rakuichi.com/product/01JFE9NVMM9MGT2ZKTGPABCFJ7/01JJPASG262VD564QZNRENEN9V

 

読書家のボードゲーマーには刺さる! 目指せ30冊! 楽しみながら本を読め!

『ヨームギルド』 (Pandori Print Games)

ゲームとは、それぞれの認識次第で認定できるものです。この作品は、疑いようのないゲームの一つとして数えられます。本を読んだ後の付加価値としてゲームを楽しめるなんて、こんなお得なことはないですよね。今後、このような試みが増えてくる可能性を感じさせる作品です。このフォーマットが多くの人々に受け入れられていく未来が期待できます。

WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JEXREK2S4JCBCMWJDRJZCHGE/01JK8SF9TY6M5S0M266CF16F7K

 

非常にユニークなアクションゲーム! 友達と、家族と、活躍は無限大!?

『ウオキャッチャー』 (Lotus boardgames)

第二次審査大賞作品の中で唯一のアクションゲームです。子供だけでなく、大人もワクワクする楽しさが詰まっています。ルールだけでなく、内容物を見ているだけでも自然と引き込まれる力があります。網に見立てた輪ゴムで魚介類のコマを高くから落とし、得点源のコマを獲得するというアイデアが非常にユニークで、簡単には上手くいかない点も面白いです。また、遊ぶ環境によって展開が大きく変わるところも魅力の一つです。ただのアクションゲームにはとどまらない魅力を持っています。

 WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JEXRJQWK4MHBZX1SQACMQ19N/01JMX4476X6R9KG4CV91TJQEF2

魚は取りすぎるとNG! 漁業のリアルを詰め込んだ話題作!

『今日、僕が船を出さない理由』 (11時03分駅前集合)

環境保護をテーマにした教育的要素を含む作品です。ボードゲーム初心者や子供、家族など幅広い層が安心して楽しめる内容となっています。ゲームの進行もテンポよく、最後まで飽きさせないルール構成が魅力です。教育雑誌の付録などとして採用される可能性を感じさせます。

WEBカタログ未登録

 

新しい三目並べ! 誰とでも遊べる!

『ター』 (y5.games)

誰でも遊べる三目並べのアレンジ作品です。3種類のめくり方を駆使し、タテヨコナナメに自分のマークを揃えれば勝利というシンプルな設計です。しかし実際に遊び始めると、単純ではない奥深さが現れます。初めて遊ぶ際には、どのような戦略が良いのか試行錯誤する楽しみがあります。2人用ゲームとして多くの可能性を秘めている作品です。

 WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JG1NMGYTD1Z08KQ80SP4601G/01JHE4YFQ935F1H4CEK1513KFY

理論で詰めるか? 表情を読むか? 2人用でサクっと遊べる快作!

『死神ダウト』 (イブインク)

2人専用のダウト系ゲームです。ルールがシンプルで、一度プレイすればすぐに理解し、何度でも遊ぶことができます。カードの種類や確率を読み取る戦略、そして相手の表情やブラフによる駆け引きが楽しめます。短時間で遊べる2人用ゲームを探している方にまさにぴったりの作品です。

 WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JEXTGWB0XJ2T68ZM44PPPQVV/01JMMTWY5SB1V9YJA3FN9ZW3Q6

トリテ初心者でもとっつきやすい! イラストも可愛い!

『トリックアンドトリートテイキング』 (ドンの遊び場)

初心者に向けてハードルを下げたトリックテイキングゲームです。基本ルールはマストフォローで、獲得したカードに書かれた処理を順に行うシンプルな設計になっています。ルールは簡単で、ボードゲーム初心者でもついていけるとっつきやすさ。そして、ハロウィンをモチーフにした可愛い絵柄が衆目を集めることでしょう!

 WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JFE9PYJSWCE28JH95E82EBQV/01JFEFMGQZ01N124PYXT1Q0R43

仲間が揃えばこのゲーム! 手堅いゲームデザインで面白さは保証されている!

『ロボファクトリー』 (ムーブ)

心理戦を楽しむ作品はこれまでも数多く発表されてきましたが、この作品には新たな可能性を感じます。ゲーム展開の強弱や脱落といった要素を上手く昇華させ、むしろゲームの魅力として引き出しているように感じました。この作品が定番作品の牙城を崩すかもしれない期待感さえ抱けます。あとは多くの人々が手に取り、遊ぶ準備を進めるだけだと思います。

 WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JEXTHCKB6SC407BP5GCJST8X/01JJABJKJ53C2SRS7G38WQEYJP

ドキドキする冒険を味わおう! 蛇行する道の先を見極めろ!?

『タイルテール』 (ゆるるかなアイキュ~)

「インディゴ」という定番ゲームに見た目やシステムが似ているようですが、ゲーム性は異なります。冒険者たちが進む道にはモンスターが潜む洞窟が待ち構えています。しかし、それぞれのキャラクターには苦手なモンスターが設定されており、当たってしまうと脱落してしまう仕様です。わくわくするような短時間の冒険を何度も楽しめるのが、この作品の魅力です。

 WEBカタログでチェックしよう!

https://boardgame-rakuichi.com/product/01JG1NPTB2HEZC47QTQ9R2BAWM/01JPJC2ZSV3MTC4H0GSK7XRH83

技術の粋!! ゲームサプライは次の次元へ……!

『スゴいスリーブ』(シンキングファクトリー)

ボードゲームのカードにスリーブを入れるか入れないかは、個々の判断が分かれるところだが、このスリーブなら今まで使っていなかった人たちも、きっと使ってみたくなるだろう。ボードゲームカフェ、ボードゲームショップの運営の中で培ったであろう知識と経験が生かされた革新的デザインのスリーブは、今後のボードゲームライフを豊かにするひとつの鍵となる。

WEBカタログ未登録

全体講評

どの作品も、レベルが高く、コンテストにふさわしい2025年となりました。

大賞の「BACON」は確実に跳ねるゲームとして、2025年のボードゲーム界で存在感を発揮するのではないでしょうか? その日が楽しみです!

準大賞の2作品「マッチ売り」と「ホースマジュール」はそれぞれ軽量級ですが、それだけに無駄の省かれたゲームデザインが秀逸でした。

特別賞「kakomist」は新しい2人用ゲームとしての可能性を感じました。このゲームの評価はより目の肥えたファンに下していただきたいです。

正直、どのゲームも絶対的に楽市で推したいゲームでした。こんなに楽しい作品がたくさんあることが分かっているなら、誰もがこの楽市に来るはずです。そして、手に取って遊んでいただけるはずです。

すべての応募作品が楽市の「推し」であることを明言しながら、
3/30のイベント当日を楽しみに待ちたいと思います!!