【クローズアップ楽市】Vol1 Ryusei Games| Ryusei Nakataさん「世界にはもっと“遊び”が必要だ」

Fri, January 2 2026
【クローズアップ楽市】Vol1 Ryusei Games| Ryusei Nakataさん「世界にはもっと“遊び”が必要だ」

はじめに ― この連載について

名古屋ボードゲーム楽市には、さまざまな人が集まります。 ゲームを作る人、イベントを支える人、場を仕掛ける人、そして遊ぶ人。 テーブルの上に並ぶ作品の裏には、多くの立場と想いがあります。

本連載では、出展者をはじめスポンサー様や名古屋ボードゲーム楽市に関わる人々へのオンラインインタビューを行いました。 それぞれの視点から見た「楽市」や、“遊び”への想いを対談形式でお届けします。

即売会は、作品を売り買いする場であると同時に、 人と人の想いが交差する場所でもあります。 名古屋ボードゲーム楽市に集う、さまざまな声をぜひお楽しみください。

第1回目のゲストは第5回名古屋ボードゲーム楽市出展が決まっている「Ryusei Games」の Ryusei Nakataさんです。

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「世界にはもっと“遊び”が必要だ」

― Ryusei Games・Ryusei Nakataさんが語る、名古屋とボードゲーム、そして“白鯨”への挑戦

Nakataさん

名古屋ボードゲーム楽市 運営(以下・楽市) まずは定番の質問から。Ryusei Nakataさんにとって、名古屋はどんな街でしょうか?

Ryusei Nakataさん(以下・Nakata) 名古屋は日本の地理的な中心にあって、とても住みやすい街だと思っています。仕事も多いですし、これからさらに栄えていくポテンシャルを感じますね。

楽市 そんな名古屋で開催される「名古屋ボードゲーム楽市」については、どんな印象をお持ちですか?

Nakata ボードゲーム業界において、すごく重要なイベントだと思っています。 特に「フレッシュドラゴン大賞」の存在が大きくて、ただ“売るだけ”じゃない魅力が詰まっている。他のイベントにはなかった価値がありますよね。

「このイベント、近いうちに会場が足りなくなると思うんです」

楽市 これまで楽市に参加していただいた中で、印象に残っていることはありますか?

Nakata 正直に言うと……ウインクあいちは、もう狭いですね(笑)。 それくらい楽市は成長していて、将来的にはポートメッセなごやで開催されるような、ゲームマーケットやBGBEと並ぶ規模のイベントになるんじゃないかと思っています。それほどのポテンシャルを感じています。

Ryusei Gamesの代表作「クラウンソード」

楽市 これまで、どんな作品でイベント出展をされてきたのでしょうか?

Nakata Ryusei Gamesで一番売れているのは『クラウンソード』です。 みんなで「せーの」でカードを出して、効果を使って勝利を目指すんですが、同じカードが被ると効果が使えない。 「被ったらダメ」という、すごくシンプルなルールですね。

楽市 なるほど、直感的で盛り上がりそうです。

Nakata カードバランスや交換の分かりやすさ、そして見た目のカッコよさも含めて、かなり高い評価をいただいています。思い入れのある作品ですね。

今回の最推しは、100個限定の『白鯨』

楽市 第五回楽市での最推し作品を教えてください。

Nakata 今回は**『白鯨』**です。100個限定で持っていきます。 ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨(モビィ・ディック)』から着想を得ていますが、どちらかというと“実話”をベースにしています。

楽市 テーマだけでも惹かれますね。

Nakata 1800年代のアメリカで、鯨脂を採るために危険な海へ出る船乗りの一人としてプレイします。 人々の生活のために命がけで海へ出る、そのハラハラドキドキ感をぜひ味わってほしいですね。

楽市 そして……?

Nakata もちろん、フレッシュドラゴン大賞を狙っています!

すべての始まりは「カタン」だった

楽市 そもそも、ボードゲームとの出会いは?

Nakata 大学生のとき、バイト先の先輩に誘われて初めて遊んだのが『カタン』でした。 周りは経験者ばかりだったんですが、初プレイで勝ててしまって(笑)。 あの時の興奮は、今でも忘れられません。

楽市 その体験が、今の活動につながっているんですね。

Nakata はい。あの「忘れられない楽しさ」を、他の人にも感じてほしい。その一心で、ゲーム制作やイベント運営をしています。

印象に残る一作「電力会社」

楽市 「これは衝撃だった」というアナログゲームを一作挙げるとしたら?

Nakata 『電力会社』ですね。 大学の研究室で、夜中の2〜3時まで遊んでいました。 逆転が難しいゲームだからこそ、1手1手の選択が本当に重くて、盤上の出来事が現実を飛び越えてくるような感覚がありました。

楽市 イベントでの印象的な出来事はありますか?

Nakata 最近のゲームマーケットで、土曜日に買ってくださった方が、 「ホテルで遊んで最高だったからサインしてほしい」と日曜日に来てくれたことですね。 あれは本当に嬉しかったです。

日本のボードゲームは、世界へ羽ばたく

楽市 最近のボードゲーム界隈の流れについて、どう感じていますか?

Nakata 海外から日本のボードゲームへの注目は、確実に高まっていますね。 賞の影響もありますが、それ以前からJAPANブームはあったと思います。 日本のゲームが、どこまで世界で戦えるのか楽しみです。

楽市 海外作品と国産作品の違いは感じますか?

Nakata 大きな差は感じていません。 日本に入ってくる海外作品は“選ばれた強者”が多いですが、最近の日本のゲームも、それに負けない良作が本当に増えています。

「世界には、もっと遊びが必要だ」

楽市 創作活動の原動力は何でしょう?

Nakata 自分が遊んだときに感じる「楽しい」という気持ちを、もっと多くの人に届けたい。 それはボードゲームに限らなくてもいい。 世界には、もっと遊びが必要だと思っています。

楽市 最後に、即売イベント初心者へのアドバイスをお願いします。

Nakata ガチガチに準備しなくて大丈夫です。 自然体で行って、気になったブースにはどんどん話しかけてみてください。 ルールを聞いてから買えるのが、ボードゲーム即売会の一番の魅力です。

今後のRyusei Gamesにも注目!

楽市 今後の予定を教えてください。

Nakata 楽市では『白鯨』を発表します。 ゲームマーケット2026春では『ストラテジーダンジョン 新装版』も予定していますし、 大手出版社からの作品展開も控えています。 2026年のRyusei Games、ぜひ注目してください!

楽市 今後の活躍をお祈りしています!